大手食品小売グループ(従業員2,000名超)| 2024年4月〜2024年6月(3ヶ月)
DX成熟度診断からAIロードマップ策定、経営会議での承認を獲得
PoC疲れに陥っていた大手グループ企業に対し、実行可能なAI戦略を策定し稟議承認まで伴走
稟議承認期間
8週→3
週間
特定したAI活用領域
12
領域
初年度想定ROI
150%
優先PJ数
3
件選定
プロジェクト開始前の課題
PoC疲れと経営層のAI不信
過去2年間で5件のAI PoCを実施したが、いずれも本番導入に至らなかった。「AIは使えない」という空気が経営層に広がり、新たなAI投資の稟議が通らない状況に陥っていた。
現場と経営層の温度差
DX推進部はAIの可能性を理解しているが、経営層は「具体的にいくら儲かるのか」を求め、現場は「また仕事が増えるのか」と警戒。三者の利害を調整する「翻訳者」が不在だった。
全社横断のAI戦略の欠如
各部門が個別にAIツールを導入し、サイロ化が進行。データ基盤の統一もなく、全社的なAI活用のビジョンが描けていなかった。
CIALTEのアプローチ
DX成熟度診断
独自のDX成熟度フレームワークを用いて、データ基盤・組織体制・技術力・文化の4軸で現状を評価。経営層・DX推進部・現場の三者にヒアリングを実施し、認識のギャップを可視化した。
Why this approach
PoC疲れの根本原因は「技術の問題」ではなく「戦略の不在」と「組織の分断」にあると仮説を立てた。まず現状を客観的に可視化し、全ステークホルダーが同じ地図を見て議論できる状態を作ることが先決だった。
AIロードマップ策定・ROI可視化
12のAI活用候補領域を特定し、「実現可能性×事業インパクト」のマトリクスで優先順位を決定。上位3件について詳細なROIシミュレーションを作成し、稟議資料として経営会議に提出。
Why this approach
経営層が求めるのは「夢」ではなく「数字」。各領域の投資額・回収期間・リスクを定量化し、「最悪のケースでも○○」というダウンサイドシナリオも含めて提示することで、意思決定のハードルを下げた。
Technology Stack
プロジェクトの成果
| Metric | Before | After |
|---|---|---|
| 稟議承認までの期間 | 8週間(過去平均) | 3週間 |
| AI活用候補領域 | 未整理 | 12領域を特定・優先順位付け |
| 初年度想定ROI | 算出不能 | 150%(基準シナリオ) |
| 経営層のAI理解度 | 懐疑的 | 積極推進に転換 |
経営会議でAI活用が常設議題として設定されるようになった
DX推進部の社内的な立場が強化され、専任チームの増員が承認された
「CIALTEの診断レポートが社内の共通言語になった」との評価
"これまでのコンサルタントは技術の話ばかりで、経営層には響かなかった。CIALTEは「AIで何ができるか」ではなく「AIでいくら儲かるか」を語ってくれた。おかげで、2年間通らなかった稟議が3週間で通りました。"
DX推進部 部長
大手食品小売グループ
